山田治彦税理士事務所 税理士 山田 治彦 先生

山田治彦税理士事務所 税理士 山田 治彦 先生
1961年 神奈川県生まれ
1985年 埼玉大学教養学部卒
1998年 会計事務所勤務を経て税理士登録・事務所開業
山田治彦税理士事務所
東京都台東区浅草6-11-3 ぺリグリンアパートメント2 301
https://yamada-taxoffice.net/
東京23区・埼玉県東部を中心として税務・経理・労務の相談から企業まで幅広くお手伝いをしております。

『顧問料無料.com』を運営する株式会社ビズプラットフォームと山田治彦税理士事務所様が提携したのが2011年3月。提携からまもなく6年。代表の山田治彦税理士(以下、山田税理士)へ「顧問先紹介」という提携内容についてインタビューさせていただきました。

JOC
本日は、突然の取材依頼にも関わらず、快くお引受け頂き、誠にありがとうございます。それでは、よろしくお願い致します。

山田税理士
はい、こちらこそよろしくお願いします。

開業からビズプラットフォーム(BP)と出会うまで

JOC
まず、開業当初の集客というのはどうされていたんですか?

山田税理士
方法ですか。いや、全くなかったですね。それらしいことと言えば、学生時代の友人などに「税理士になったので、経営者がいたら紹介してほしい」と連絡を取るぐらいでしたね。ですが、それは全く効果が無かったですね。
当初の新規の顧客獲得に関して効果があったのは、同じ地域の税理士の先輩から商工会の税務相談員の担当を紹介してくださって、それを月に1回~2回担当していたんですが、その時に相談に来た方から直接顧問契約に至るというのがありましたね。それで、その後そのお客様からご紹介を頂いて徐々に顧問先を増やしていきましたね。

JOC
税務相談からお客様になって頂き、関与したお客様からのご紹介などを頂いて、という集客ですね。その他、その時に集客ツール(チラシやダイレクトメール)などは御利用になっていたんですか?

山田税理士
いや、全く利用しませんでしたね。逆に、自分が社長だった場合に、税理士からチラシやダイレクトメールなど来ても、自分が社長なら『ここに頼もう』って気にはならないと思ったんですよね。税理士業って営業活動して、お客様を獲得するような仕事ではないと思っていたので、そんな事はやめようと思ってました。ですから当初から考えていなかったですね。

JOC
税理士自体が営業する職種ではないということですね。

山田税理士
ええ

JOC
ということは、商工会の相談員をしながらお客様を徐々に増やしていったという事ですね。その時はコンスタントに関与先を増やしていかれたという感じですか?

山田税理士
そうですね、実は開業当初は税理士会の会費が支払えるのか、パソコンのリースについても支払えるのかどうか分からない収入だったんです。
税理士共同組合から500万円の融資を受けたので、これで1年間は活動出来ると思ったんですね。それでその1年で収入が安定する顧問先を獲得できなかったら、元の事務所に頭を下げて戻ろうと腹をくくったんです。そしたら、覚悟なんでしょうね。順調に関与先を増やしていき安定したという感じですね。

JOC
なるほど、ちなみにそれはおいくつぐらいだったんですか。

山田税理士
35、6歳だったと思います。

ビズプラットフォームとの出会い・導入後のパートナーシップについて

JOC
それで、その1,2年で事務所経営を安定させ、それからは顧問先様からのご紹介で新規のご契約を頂くといった形で、お客様を増やしていったという感じなんですね。そこからは、その流れを踏むという形だったわけですが、独立開業してから弊社(株式会社ビズプラットフォーム)とお付き合いを始めさせて頂くまではどのぐらい経っていらっしゃいますか。

山田税理士
そうですね、開業したのが平成11年なので、13年ですね。

JOC
そうですか、これまで独立されてからの10数年間というのは既存のお客様からの紹介堅実に事務所を運営されてきたわけですが、弊社と提携のお話を進めさせていただいたきっかけはなんだったんでしょうか?

山田税理士
それは、担当営業の方の印象が良かったからですね。

JOC
ありがとうございます。ちなみに、税理士の先生の事務所にはこういった御案内が多いかと思うのですが、山田先生はこういったご案内について、一度はお話をお聞きになるスタンスなんですか?

山田税理士
いえ、違います。最初の印象で、断ることが多いです。
私は、実はJOCの他にもう1社、別の紹介会社を利用しているのですが、一番最初にこういった案内だったので、興味をもちました。その時は私も「税理士に顧問先を紹介する会社」というのを訝しんでいたんですよ。で、お会いする機会を設定して、事務所にお呼びしたんですが、そのアポイントまでの間に税理士仲間に聞いて回ったんですよ。そしたら全員が「そんなもんやらないよ。怪しいから」という意見が多かったので、だったら自分だけはやってみようと思っただけなんですよね。

JOC
それはいつごろの話しですか。

山田税理士
JOCさんの1年ぐらい前かな。

JOC
そうですか、余談ですが、この税理士紹介というビジネス自体が3~4年前から活発化してきたのがありますので、そういった経緯なんでしょうね。
非常にありがたいお言葉で「印象が良かった」と頂いているんですが、山田先生とのお付き合いが始まって、もうすぐ1年になりますが、弊社からのご紹介させて頂いたお客様と先生が個人的に獲得されたお客様とで、お客様の関係というか、お付き合いの仕方などで、何か違う点などありますか?

山田税理士
いやいや、全く違わないですよ。特にJOCさんからのご紹介だからどうのこうのという事はありません。自分で契約したお客様でもそれぞれありますからね。

中小企業にとって、ビズプラットフォーム(BP)は必要不可欠な存在

JOC
先生から見て、中小企業にとって、我々BPの存在するメリットはあると思いますか?

山田税理士
それは、絶対あるでしょ。やっぱり、今まで税理士と接したことのない中小企業の経営者様は不安だと思うんですよ。税理士という人種がどういった人間なのか、で、どうやって見つければいいのか、ということになるけれども、JOCさんの様な税理士紹介会社がもっと本当は名が売れればいいんですよね。
『信用』が付けばいいんですよ。今は正直、JOCさんは若い会社なので『信用』というのがないと思うんですよね。これで『信用』が付けば、中小企業の社長さんが『JOCに任せれば、ちゃんとした税理士さんを紹介してくれる』ってそこまで信用が付けば、中小企業の社長はすごく助かると思いますよ。
「とりあえず、あそこ(JOC)に任せよう、そうすれば信頼出来る税理士を探してくれる」そうなれば、ベストですよね。それと、税理士の情報などが蓄積されているというのも魅力ですよね。

JOC
「中小企業にとって有効だ」という非常に心強いお言葉、本当にありがとうございます。先生の仰る通り、中小企業から信用を獲得できるようにこのようなプロモーションやセミナーを続けさせて頂いて、税理士の必要性を説き続けています。 先生が仰る様に、まだまだ若い会社ですし、信用も無い状況ですし、知名度もないような状況ですけれども、このようなプロモーション活動をしていく意味を強く感じました。

山田税理士
やっぱり、そういうのは時間かかりますよね。ただ、続けていってくださいね。

JOC
ありがとうございます。本当にありがたいお言葉です。我々もまだマーケティングは日々試行錯誤の最中ですので、多少の誤解を頂くこともあるんですが、真摯に愚直に対応していこうと改めて認識させていただきました。

山田税理士
辛抱強く続けていってくださいね。

ビズプラットフォーム(JOC)に望むこと、提携のメリットとは?

JOC
現在の弊社のご紹介までの仕組みについてですが、現在は必ず弊社のコーディネーターが企業様にお会いしてご要望、条件などを全て伺って、弊社にて精査させて頂いて先生方にご相談させて頂いているんですが、山田先生から現場のコーディネーターたちへココを気をつけて聞いてきて欲しいというのはどういった点でしょうか。

山田税理士
特には無いですよ。私は先程申し上げたように、商工会の税務相談員をしていましたが、その時にお会いする経営者の方々というのは初対面なわけですよね。それに比べてJOCさんの場合は、ある程度、コーディネーターの方々が情報を確認して来て頂いているので、企業様の概観というか大枠は理解できますから、今まで自分でやってきたよりも、対応しやすい部分もありますね。

JOC
山田先生から見て、弊社の魅力という部分はなんでしょうか。また今後のJOCに望む事というのはなんでしょうか

山田税理士
僕はJOCさんの営業・コーディネーターの方に何人かお会いしていますが、皆さん気持ちが良い方ばかりですよね。皆さん、元気で接し易いですから私はいい印象ばかりです。
特に私に紹介を重ねてくださっている、長沼さんや谷さん(両名とも弊社コーディネーター)は、私の事も良く理解して下さっているので、お客様から要望があるなら全部、私に言ってくれと、言える仲でもあるので、何でもざっくばらんに言ってくれて、それで受け入れられるかの判断も非常に言いやすい関係です。電話でのやり取りなども簡潔に済みますし、非常に良いですよ。

JOC
現在のお客様へのお引き合わせ方法についてなんですが、弊社では税理士先生と企業様のご面談を『マッチング』と呼んでおりますが、このマッチングには、弊社のコーディネーターも同席させて頂いておりますが、この手法の税理士側のメリットとは何でしょうか。

山田税理士
今は慣れてきたので、JOCさんからのご紹介いただいてお客様へ単独で伺うことも出てきましたが、最初は一緒についてきてくれて、『税理士の山田先生です』とご紹介いただく事で、こちらとしても非常に入りやすいですよね。
いきなり、相手が待っているところに税理士が一人で、『税理士の山田です』と入っていくより、随分とやりやすい雰囲気になりますよね。JOCさんが一緒に訪問してくださるということは、少なくともJOCさんは企業さんと一度は面識があるわけじゃないですか。そうなると、お客様も話しやすい雰囲気の中で話しに入れますから、その部分は助かっていますよね。実際、話に入ってしまえばこちらで進行できますから任せて頂いて問題ないんですけどね。

JOC
そうですね、弊社としての強みはその仲人的な役割と,ある程度お客様の情報を精査した状態でご案内できるというところですからね。その部分で面白味を感じていただければと思っております。
逆に税理士側からJOCのようなサービスを必要とする方、必要としない方というのはいかがでしょうか。

山田税理士
私は、本当はほとんどの先生方は必要とすると思うんですよ。やっぱり新規のお客様を紹介して下さるわけですから。ただし、先ほど申し上げたとおり、仲間の税理士に聞いた時に「紹介会社とは、やらないよ」って言われてしまうのは、やっぱり「不安」なんですよ。
「信頼」なんですよ、100%「信頼」できるかなんですよね。

JOC
なるほど、その『信頼感』といった部分で、今回のインタビューのようなプロモーションという部分が非常に重要であると弊社でも位置づけてはおるのですが、こういった形で、弊社自身が外に出て行く努力というか、宣伝をしていくということは必要なんですね。

山田税理士
そうですね、そういった話で言えば、先ほど伺ったように税理士紹介ビジネスというのは活発化してきて3、4年ですよね。だから、まだまだ世間一般には税理士紹介ビジネスというものは認知されていませんし、「信頼度」もまだ薄いと思いますからね。

JOC
やはり重要なのはその『信頼度』と『認知度』ですよね。

山田税理士
そうですね。まずは税理士から見たときの『信頼』ですよね。
まずは最初の印象からで、それしか私達は判断のしようが無いですからね。まずは、「信頼感」ですよね。

JOC
ありがとうございます。これからの弊社の活動の参考にさせていただきます。
この3月で山田先生とのお付き合いが1年になりますが、今後のJOCに求めることなどをお伺いできますでしょうか。

山田税理士
いや、これまでどおりの関係を続けさせていただければと思いますよ。

山田治彦税理士事務所について

JOC
現在の山田先生の事務所についてなんですが、現在は全てのお客様を山田先生御自身が対応されているということですか。

山田税理士
そうですね。全てのお客様は私自身が直接、関与させていただいています。
一つは、私が一人でやりたいというところですかね。他人と一緒にやるというのが苦手なので(笑)。
それと、やはり自分自身が社長さんとお話しないと関与の仕方というか、関わり方というのが分からなくなってしまいますからね。
私は、記帳の代行なども承りますが、資料をお預かりして、会計ソフトに入力している段階で、その会社が見えてくるんですよ。一枚一枚の領収書を打ち込んでいくと、領収書というのは、人間の動きがそのまま出てくるので、会社の性格がなんとなく分かってくるんですよ。社長の行動や会社の流れなどが把握できるんです。それをすることによって、大きく関わり方を間違えることがなくなるんですね。逆にお客様が全て入力もされて試算表までお作りになっていただく企業様もあるんですが、それで決算書だけを作成していると深くその会社のことが分からないので、決算書を作成していても、なんとなく不安なんですよね。会社の動きと帳簿というものは連動しているので、それが一つ一つ入力していると見えてくるんですよ。変な話、領収書で社長の性格まで分かってきますからね。
結局、社長さんが苦労して入力していただいても最後は税理士として確認をしますから、その部分の二度手間を考えればお任せ頂いた方がお互いにメリットはあると思いますね。

JOC
今後もこのスタンスは変えずに、顧問先は継続的に増やしていこうというお考えなのでしょうか。

山田税理士
もちろん当然ですね。ただ単に顧問件数○○件という目標ではなくて、地域やエリアが集中してくれれば対応件数は増えますし、逆に遠方に散らばってしまうと対応できなくなってしまいますよね。事務作業は言ってしまえば夜間でもできますが、お客様先へのご訪問は先方の社長さんの都合などもありますからね。そこに限界が出てきますよね。地区、エリアとしては、春日部周辺と台東区、江東区、墨田区、江戸川区、北区、足立区などがいいですね。

JOC
ちなみに、先生が対応しやすい業種などがあれば伺わせてください。

山田税理士
対応しやすい業種は飲食業ですね。卸売業などもありますね。今後は今までやったことのない業種などにも積極的に関与していきたいですね。知らない業種の仕組みを知るのは面白いですからね。

JOC
そういう意味では、弊社の事例としても飲食店をはじめとする店舗経営の方々からのご相談も多数頂きますので、そういった際には是非、ご相談させてください。

山田税理士
是非、よろしくお願いいたします。